突然ですが、靴磨きって、なんのためにします?
靴が綺麗になると嬉しいから!
靴を長持ちさせたいから!
気合が入って頑張ろうと思えるから!
いや、靴は、履き込んだままのがかっこいいから、靴磨きはしないぜ!
人それぞれだと思います。
くまをが考える理想の靴磨きとは…
僕は、「靴を長く履けるようにしたいから」靴磨きをします。
だから、靴に合わせて、アプローチの仕方も変わりますし、当然、アプローチの仕方が変われば、1足にかける時間も変わってきます。
でも、これは、僕が靴磨き職人として、やりたい姿であって、必ずしも、お客さんの求める靴磨きではないと思うこともあります。
例えば、初めて僕のお店に来たお客さんから言われることがあります。
今、靴磨きできます?5分ぐらいしか時間ないんですけど…
すみません、5分だと厳しいです、、、💦
正直、「なんでできないんだよ」と言われたこともあります。
ただ、断ったのは、嫌だからじゃなくて、お客さんと、お客さんの靴と向き合いたいからなんです。
確かに、綺麗に見えるように、5分で磨くことも可能です。
昔は、そんなメニューを掲げてやっていたこともありました。
毎回思っていたのは
”綺麗になったように見えるだけ”
今はいいかもしれないけど、長い目で見て、靴にとってそれでいいんだろうか。
なんて、靴磨き職人になって2年間考え続けていました。
職人のエゴと言えば、そうかもしれません。
ただ、こだわりを捨てて、薄利多売になってしまっては、靴を大切にしたいという気持ちが少し薄まるような気がして、譲れないところになりました。
愛着が湧く靴磨き
靴磨きをさせてもらって、お客さんが、喜んでもらうのはもちろんなのですが、
「まだ履けるね!大切に履きます!」
なんて言ってもらえると、すごく嬉しいし、やりがいを感じます。
そのために、僕は、お客さんの”主訴”を大切にしています。
主訴とは、文字通り、何を主に訴えたいのか。
靴に対する悩みは、人それぞれ違います。
例えば…
「すごく色が抜けちゃって、このままだと汚らしくて履けないんだけど。」
「だいぶ昔の靴なんだけど、また履きたくて、このまま履いても大丈夫かな?」
「結婚式に参加するんですけど、ピッカピカにして欲しいです!」
なんて、人それぞれです。
僕は、いろんな願いに応えたいので、いろんな技術を使いこなせるようにしてきました。
正直、毎回磨き方が違いますね。
だから、職人4年目になった今でも、楽しいです。
お客さんが喜んでくれたら、もっと楽しいですし、次も頑張ろうって思えますね。
単純なんですが、30歳を過ぎた今でも、褒められたら嬉しいもんです笑
だって、これが↓
こうなるんですよ↓
靴磨きって、すごくないですか!
たくさん履いて、また僕に磨かせて欲しいです!
って思ってます。
こんなに綺麗になるなら、大切に履こうって思うし、歩き方も変わっちゃうと思います笑
いつもこんなことを考えながら磨いてます。
言語化するとどうしても長くなってしまうんですが、こんな感じで、今日は終わろうと思います。
では!
くまを🐻
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